歴史を繋ぐ山車づくり
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- 所在地|
- 茨城県行方市
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- 主要用途|
- 山車
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- 工事内容|
- 新造
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- 竣工|
- 2023年3月
形式は2層構造で、間口約2.3m奥行約2.6mの舞台を持つ本体総高さ約3.7mの規模の山車です。1層目の舞台には正面および両側面の3方に高欄がまわり、2層目には四方に高欄がまわります。腰組の三手先組物でせり出す舞台を支え、柱頭の二手先組物で2層目部分を支えます。土台はケヤキ材、その他の部材はヒノキ材です。ていねいな手仕事でつくり上げました。山車の腰板と脇障子板には、先代の山車のものを削り直して再用しています。毎年5月に行われる大宮神社の例大祭では、笛や太鼓などの囃子に合わせて、面を付け衣装を着た踊り手が舞台の上で踊りを披露し、町内を巡行します。山車が末永く地元の人に愛され、地域の歴史を伝えていってくれることを心より願います。